IN BRIEF
筋交いの壁倍率と面材の壁倍率は、単純に足し合わせればよいものではありません。高倍率耐力壁では、すべての部材がどのように力を受け渡し、壁全体として働くかを試験で確かめ、構成全体として評価することが重要です。
NOT SIMPLE ADDITION筋交い+面材、だけでは決まらない
筋交いと面材は、それぞれ水平力に抵抗する要素です。しかし、個別に示された壁倍率をそのまま加算しても、組み合わせた壁の性能を表すことにはなりません。
力が加わると、筋交い、面材、柱、横材、接合部は互いに影響します。どこに力が集中するか、どの部材が先に変形するかによって、壁全体の耐力と変形性能は変わります。そのため、実際に用いる構成を一体の試験体として確認する必要があります。
高い壁倍率は、部材の足し算ではなく、
壁全体の働きによって成立する。
INTEGRATED STRUCTURE一体構造として試験し、評価する
耐力壁の大臣認定では、材料の名称や単体性能だけではなく、柱や横架材の寸法、面材の種類と留め付け方、筋交い、接合金物などを含む構成が評価されます。
FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様は、認定された仕様全体を一つの耐力壁として試験・評価した結果、壁倍率7.0の国土交通大臣認定を取得しています。認定番号はFRM-0791です。
ROLE OF CROSS MEMBERS横材が、力の流れを整える
FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様の一体構造で重要な役割を担うのが横材です。横材は壁の中に新しい力の伝達経路をつくり、筋交いと面材、柱の働きを結び付けます。
エネルギーを受ける
横材と周囲の留め付け部が働くことで、壁全体が変形しながら力を受ける領域を広げます。
一体性を高める
各部材がばらばらに抵抗するのではなく、壁全体で力を受け渡す構成をつくります。
力の経路を増やす
筋交いだけに依存しない力の流れをつくり、面材と接合部の働きを引き出します。
柱のめり込みを抑える
横材が柱の変形を支え、力が局所へ集中して柱がめり込む状態を抑制します。
BEYOND MAXIMUM LOAD最大耐力の先まで考える
耐力壁に求められるのは、最大荷重の大きさだけではありません。地震時には正負の力が繰り返し加わり、壁は変形を受け続けます。
一体構造として部材の役割を設計することで、力を一か所へ集中させず、壁全体でエネルギーを受けることを目指します。耐力、変形性能、繰り返し時の挙動を切り離さずに考えることが、高倍率耐力壁の設計では重要です。
FELVA耐力壁 プレミアム7正式認定された、一体構造
FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様の壁倍率7.0は、筋交いと面材の数値を計算上で足したものではありません。認定仕様の部材と接合方法を組み合わせた一体構造として性能評価を受け、国土交通大臣認定を取得した値です。
高い倍率を、施工できる構成として実現する。FELVA耐力壁 プレミアム7 構造用合板大壁仕様は、横材を核に各部材の働きをつなぎ、構造性能の余裕を住宅づくりの現場へ届けます。
壁倍率7.0は、国土交通大臣認定FRM-0791に基づく値です。所定の性能を得るためには、認定仕様に従った設計・施工が必要です。
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